子供の頃からの予防に対する意識

歯科医院での勤務を経験して、もっとも大切な事は子供の頃からの歯磨き、フッ素塗布などの予防だと思いました。赤ちゃんの口腔内は産まれてすぐは無菌状態です。離乳食などや色々と口の中に入れる赤ちゃんは3歳くらいまでに無菌状態が終わってしまうそうです。そこで大切になってくるのが、食べ物と歯磨きだと思います。口の中というのは、飲食によって酸性に傾いていきます。酸はエナメル質を徐々に溶かしていきます。よって、ダラダラと飲食を続けていくと口の中は常に酸性になっています。その状態のままでいると、歯の表面であるエナメル質が溶け虫歯へとなっていきます。それを予防するのが、食事の時間と歯磨きです。普段の食事に加え、おやつなど食べると思いますが必ず時間を決める事。まず、これが大切な事だと思います。甘い物を我慢してストレスになる場合も勿論あると思うので食べてはダメではなく、きちんとこの時間におやつを食べるというメリハリをつける事が重要だと思います。そして、歯磨きも大切な予防となります。歯にはプラークという汚れが付着します。それを落とすのが歯磨きです。本来、歯磨きにかかる時間はしっかりと磨くと10分程かかります。朝の忙しい時間など中々難しいと思いますが夜の10分間丁寧に磨き週に数回でいいと思いますがフッ素を塗布して就寝すると虫歯の予防になると思っています。勿論、定期的に歯医者で検診する事も重要ですがセルフケアで虫歯の予防が出来るなら治療で痛い経験をしなくてすみます。歯医者は怖い所ではないと思えるように、普段のケアをしっかりとして虫歯を作らない習慣をつけていく事を子供の頃から教育していく事をおすすめします。