弓道での歩き方について

日常私たちが無意識に歩くとき、重心が腰ある状態で歩み始めると、それから先は腰のと比較しても先に足の方を前方に一歩踏み出しているはずです。
だけども、弓道の場合は上体と腰の位置というのは踏み出す足と足並みを揃えて前進するという風になるのです。歩行中おいては膝を曲げることのないように、また足の裏が見えないようにして足袋をスライドさせるみたいに歩くことを意識しましょう。
多くの場合、2mの歩幅について男子であれば3歩半で、女子の場合は4歩半となっていますが、身長としても異なりますから、一応の目安程度と考えて良いと思います。それから、弓を持って歩く場合は、弓の先端が床より10cmほどの高さをキープしたまま歩行可能な様に稽古しておいてください。
立ち姿の状態で向きをチェンジする場合も留意することは、足ばっかりが先行するとか、身体をひねたりしないようにすることが大切となります。
行動し始める足と一緒に腰も回転させるということをこころがけましょう。腰が回るっていうのは、上体も腰について回るということであります。右方向に直角に向きを変更するとしたら、左足が右足のつま先サイドにかぶせるみたいな形で、両足を使ってT字にしましょう。
意識が足下ばかりに向かって、上体が不安定にならないようにご注意ください。
増渕敦人の弓道上達革命動画