短編小説は面白いのか

流行のはて世間では短編小説が流行っていた。
人々は中編小説家長編小説には目もくれず誰もが短編小説を求めテレビや新聞は毎日のようにその流行を取り上げた。
それまで短編小説を書いていた作家はもちろん長編を専門にしていた作家まで流行に遅れまいとこぞって短編を書き始めた。
もはや短編以外の小説を書く人も読む人もいなくなっていた。
小説家の N 氏も例外ではなかった。
元々は長編作家だったが世間の流行には逆らえず短編を書き始めたのだ。
初めは慣れない短編を書くのに苦心していたが頭をひねるうちにだんだんとアイデアが浮かび自然と筆が進みだした。
しかし、実際にみてみると、考えていたのとは違ってがっかりした