職人さんの世界は親方に弟子入りし、修行を重ねて独り立ち・のれん分けします。相撲や落語、ラーメンや寿司のようで工務店を営む父は義務教育を修了した15歳で山形の田舎から夜行列車に乗って上野駅近隣の工務店に弟子入りしたのです。2代目は私より1つ年上の従兄が高校中退後、面倒を見ることで日々厳しい修行を課されていました。その姿は叔父と甥の関係に見えなくて現在、私が住む家は様々な修繕がされているのでした。父に聞くと大工職人にできることと建具店の職人にできることの違いは在来工法で新築住宅を1軒建てられることと、材料をmm単位の狂いなく加工できる技術と道具と言っていました。その時に母から聞いた在来工法のメリットを基にリフォーム工事例を紹介するので、あなたも取り入れてみたらいいでしょう。
床にフローリング材を貼ることで見た目や触感(しょっかん)を一新し、1階応接間と2階の自室にじゅうたんを敷きます。デパートからの価格購入は1枚25万円と思えずにプラスチックモデルの塗料や接着剤を平気でこぼし、子供は育つ過程でものを丁寧に扱っていないです。床や壁に傷や汚れをつけ、カーペットを剥がしてフローリング材を貼りました。応接間にアップライトピアノがあって重量は190から400㎏と言われているのでした。一旦丁寧に移動する必要があって力仕事を私は得意としていたため、引っ越し業者やピアノ運送会社への依頼は不要と言えます。
在来工法はコンクリートの基礎の上に土台を敷き、その上に柱を垂直に立ててはりと呼ばれる材木を横方向でつなぎ合わせて間取りを作るのです。基礎工事の前に神主による地鎮祭を済ませ、作業所で1軒分の材木を加工して現場で凸凹に合わせて大きな木槌(さいづち)で叩いてはめ込みます。クレーンで釣られたはりを叩きこみ、その様子はバランス感覚や落下したら命を落とすと心配でしょう。はりより上が組み上がると上棟式として駄菓子や餅をまくものの、今は見なくなった光景になります。組まれた材木に壁や床そして天井に板材を張って間取りができ、TVの[大改造!!劇的ビフォーアフター]では壁や床の豪快な解体シーンがお約束と化しているのです。我が家の2階部分は6畳の自室と父の寝室、2部屋をつなぐ廊下という間取りになりました。2階西側にある廊下の壁を壊して1畳のトイレ、2畳の洗面台そして3畳の納戸(なんど)を増築したのでした。深夜の受験勉強中、1階のトイレへ何往復も階段を昇り降りすると就寝中の両親がうるさいと感じて2階にも設置しています。
このように[大改造!!劇的ビフォーアフター]は間取りを変え、住まいの悩みや家族間の問題を解決したという心温まる番組で外から見た増改築部分は屋根に一貫性がなくてつぎはぎされた家という印象があり、耐震強度は大丈夫かと気になってしまうのです。父に聞いたところ、「工事によって開口した壁があった場所にその都度、筋交いと呼ばれる補強を入れている」という答えをえました。東日本大震災を経験して被害がなかったことを実証済みで未曾有の災害をテスターにしたくない一方、いつくるかわからないものに対して耐震補強の意味で増改築を検討することがオススメです。
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