フィンガーライムについて

はじめまして、仲平さんですね。フィンガーライムについて、興味深いお話ありがとうございます。さっそくですが、フィンガーライムという果実をどこで知りましたか?
まずは、実際に味わってみましょう。(木から実を取り出し、分けていただく)
「おいしい!」プチプチとした食感と口の中に広がる酸味が印象的でした。ありがとうございます。
7年前ほどにテレビで1個3千円ほどで販売されているのを見ました。そのテレビ番組がきっかけで興味を持ち、海外からフィンガーライムの木を購入しました。当初は果実や苗木の販売を考えていましたが、実が育ってみると、予想とは異なる品種や色合いが現れました。本物のフィンガーライム以外の果実も混ざっており、実際には複数の種類が混在していました。それから3年前にはオーストラリアから自ら苗木を輸入し、販売を始めました。初めは大量に売ることも考えましたが、ネットショッピングには不安があり、その道は進めませんでした。
元々、フィンガーライムは野生に生えていたものだと思いますか?
栽培技術についてはまだ詳しくわかっていません。始まりは、オーストラリアのユーカリの下などで、野生のように自生していたことが発端です。
これまで1回か2回しか食べたことがありませんが、フレンチ料理などでもよく使用されていますよね。
フレンチ、イタリアン、和食など幅広い料理で利用されますが、中華料理のようなアンカけには向かないですね。刺身やカルパッチョなどにも合います。知り合いが料理してくれたり、その後は紹介を通じて広がっていきました。自分で積極的に営業することはあまりありません。この転換はかなり大きなものでした。以前はシクラメンを大量に生産していましたが、フィンガーライムに注力することになりました。
フィンガーライムは他にも多くの種類があるのでしょうか?営業しなくても売れるのはすごいですね。これまで認知されてきたのは最近のことでしょうか?
100以上の種類があると思います。有名なシェフたちが使用し始めてから注目が集まり、3年ほど前から話題になりました。昨日もシェフが来店し、商談を行いました。
他にも名古屋からの話などもあり、高く売れるフィンガーライムは他に高森で取り組んでいる人はいないでしょうか?
他には知りません。高森で唯一の存在です。
それはすごいことですね。将来的にはどのような展望がありますか?
高森町や長野県をフィンガーライムの産地として確立したいと考えています。長野県でのフィンガーライムの栽培についても話し合いを行っています。農業の将来にも期待を寄せており、日本全体が豊かになることを願っています。