中学生で身長が伸びないと焦りませんか？でも実際には高校生になってから身長が大きく伸びる人もたくさんいます。特に男子の場合大きく伸びる可能性が高いでしょう。その秘密は骨の成長と成長ホルモンの分泌です。
新陳代謝による身体作りについて詳しく見ていきましょう。
新陳代謝による身体作りとは、つまり食事などを通して細胞に栄養を与えることを指します。成長期にはたくさんのエネルギーが必要となりますが、細胞は分裂時に作られるアミノ酸などの栄養素だけでは足りず、それを補う形でエネルギーを作り出さなければなりません。このタンパク質を分解して作る物質がグリコーゲンであり、これが脂肪となって蓄積され、やがて筋肉となるのです。
ただし、運動不足だと必要な量まで蓄えることができないため、筋肉量は減ってしまいます。また、運動もせずに食事を摂ると体重が増えてしまうので注意してくださいね。さらに、タンパク質の合成には亜鉛や鉄分といったミネラル類が必要なことから、これらのビタミン類が不足することで成長を阻害することにも繋がりかねません。こういった理由からもバランスの良い食生活を心掛けることが大切です。
新陳代謝による身体作りの秘密は新陳代謝にありました。しかし、これだけではなぜ成長するのかよく分からないですよね。そこで次は成長ホルモンの分泌に注目してみましょう。成長ホルモンは子供から大人へ体が変わる過程で必要不可欠なものですが、実は思春期以降に急激に分泌量が減ります。この状態が続くと背が低くなったり、痩せ型の体型になったりする原因になります。そこで新陳代謝によって骨組織を丈夫にし、同時に成長ホルモンの分泌を促すように働きかけることが大切なわけですね。新陳代謝による身体作りをするためにはどうしたら良いでしょうか？まずは規則正しい生活習慣を身につけることから始まります。睡眠時間は7時間程度確保すること、そして朝食は必ず食べることを覚えておきましょう。それから適度な運動も必要になってきますよ。成長期の男の子は特にカルシウムが不足しがちになるため牛乳を積極的に飲むこともおすすめします。